私がお仕事で携わっているあるプロジェクトではお客様とは Skype で定例ミーティングを行い、普段は Slack を使ってコミュニケーションしています。ほとんどお会いすることはなく、リモートなやりとりがメインです。
特にチャットは文字ベースのコミュニケーションになりがちですが、なるべく分かりやすくスムーズな対話をするために私が工夫している点のひとつが画像と動画を活用することです。「メニューの右下にボタンを設置し、クリックするとポップアップが...」などと説明するよりも、目で見てわかるサンプルか何かを提示したほうがずっと親切ですよね。
というわけで今回は、先日知って超便利だと思った GIPHY Capture という GIF 画面キャプチャアプリを紹介します。
GIPHY Capture
GIPHY Capture は、GIF 画像と MP4 動画で画面キャプチャが撮れるデスクトップアプリです。同様のツールは Gyazo などでしょう。Gyazo でも GIF キャプチャは撮れますが、GIPHY Capture がさらにすごいのは MP4 動画も生成できるところです。しかも無料
GIPHY という GIF 画像の共有 Web サービスが開発元なので、GIF 作成ツールを公開することで投稿障壁を下げようということなのでしょうね。もちろん GIPHY のサービスとは関係なく GIPHY Capture だけを利用することができます。
インストール
GIPHY Capture は Mac 版しかありません。Windows の皆さんごめんなさい。
こちらのページから App Store に進んでインストールしてください。
使いかた
起動する
まずアプリを立ち上げるとこんな感じです(裏は YouTube です…)。透明な緑のウィンドウがキャプチャする範囲です。サイズは自由に変えられます。
撮影する
真ん中の赤い丸が撮影ボタンです。クリックすると撮影が開始されます。
マックス30秒まで撮影することが可能です。真ん中の丸ボタンをもう一度クリックすると撮影が終了し、丸ボタンの下のエリアにサムネイルが表示されます。
保存する
サムネイルをクリックするとサブウィンドウが開きます。
ここで保存にあたっての各種設定が可能です。撮影したキャプチャからさらに範囲を指定して切り出したり、「Loop Type(繰り返しの種類)」「Pixel Size(画像サイズ)」「Frame Rate(フレームレート)」を設定することができます。これらの指定によって出力されるファイルサイズも変わってきます。
「SAVE AS...」ボタンをクリックすると保存ダイアログが表示されますので、gif か mp4 を選択してください。「Batch」という gif も mp4 もいっぺんに出力する選択肢もありますね。
ちなみに GIF で保存しようとしてファイルサイズが大きすぎると、MP4 で保存するか聞いてくれます
完成
このように GIF 画像が作成されます。
まとめ
以上、GIPHY Capture という画面キャプチャアプリを紹介しました。キャプチャ時間が長めでも動画で保存できるのが魅力ですね。今回紹介したアプリは Mac 専用ですが、探すと Windows で使える同様のアプリもあると思います。
記事内ではサンプルということで特に意味のない(趣味の偏った)GIF を作成しましたが、開発のお仕事においてはプロトタイプのキャプチャを撮って動き方も含めたインターフェースの提案をしたり、仕様や操作方法についてのお問い合わせに動画で答えたりできます。
こういう気配りをするとチャットでも対面と変わらないくらいスムーズにコミュニケーションできますし、手軽にできるわりに結構喜んでもらえたりします。
では、皆さんも快適なリモートコミュニケーションライフをお過ごしください。